ニキビを見ると、どうしても潰したくならない?
白いのがにゅるっと出てくるから、気持ちがいいよね
それが癖になるんだよね~
ニキビって潰しても大丈夫?
実はニキビを潰すと、ニキビ跡として肌に残るんだよ!
じゃあ潰すのはダメなのか!
そうだね!
ニキビを見ても、潰さずに我慢するのが正解だね~
なんでニキビを潰すとニキビ跡になるの?
良い質問だね!
これからニキビを潰してできるニキビ跡について詳しく解説していくね!
- ニキビを潰したい人
- ニキビを潰す癖が出来ている人
- ニキビ跡が気になる人
- ニキビ跡になる原因を知りたい人
自分の顔にニキビが出来ているのを見つけると、多くの方が潰したくなります。
しかし、ニキビを潰すことで、ニキビ跡として肌に残る場合があります。
数が増えることで、肌がボコボコになる方もいます。
したがって、ニキビを潰す行為はNG行為です。
実際に、ニキビを潰すことで、どのような悪影響があるか詳しく説明していきます。
目次(クリックするとジャンプします)
ニキビを潰してはいけない理由
ニキビを潰してはいけない理由について説明します。
ニキビを潰すと、以下のようなことが起こります。
- 膿が皮膚の中に残る
- 手の細菌が皮膚から感染する
- ニキビ跡になる
上記の理由について、詳しく説明していきます。
膿が皮膚の中に残る
ニキビを潰すと、潰した部分から膿(白い液体)が出て来ます。
潰して全ての膿を出し切ることが出来れば問題ないです。
しかし、実際には膿を上手く出し切ることは難しいです。
充分な排出口を確保することが出来ず、皮膚の中に膿が残ってしまう場合が多くなります。
また、上手く排出するどころか、皮膚の中に広がってしまう場合も多くあります。
間違った潰し方をすることで、
- ニキビが悪化する
- 周囲の毛穴を詰まらせる
などの原因になります。
手の細菌が皮膚から感染する
人の手は、様々な細菌が付着しています。
自分の手は綺麗だと思っていても、実は常在菌が存在しています。
したがって、手でニキビを潰すことによって、皮膚に細菌が付着してしまいます。
ニキビを潰した後は、皮膚はダメージに対して弱くなります。
また、皮膚に穴が開いているため、中に菌が入りやすくなっています。
つまり、皮膚が菌に感染しやすい環境になっていると言えます。
したがって、ニキビを潰した後は、綺麗に排除できたように見えても、数日後に炎症を起こす場合があります。
ニキビ跡になる
ニキビを潰す際、無理に膿を押し出そうとすることで、ニキビ周辺の皮膚を傷つけてしまいます。
そして、ダメージを受けた皮膚は、クレーターのような跡になることがあります。
ニキビは、皮膚の真皮層に発生することが多いです。
したがって、ニキビを潰そうとすることで、炎症系細胞の周囲の皮膚が破壊されやすいです。
皮膚の表面には問題ないように見えても、内側が破壊されていることは多いです。
そして、数年たつことで、クレーターとして出てきてしまいます。
ニキビ跡の種類
ニキビを潰すことによってできるニキビ跡について紹介します。
ニキビ跡には、以下のような種類が存在します。
- 赤み
- 色素沈着
- クレーター
- しこり
- ケロイド
それぞれのニキビ跡について、詳しく説明していきます。
赤み
ニキビを潰した際に、皮膚にダメージが入り、赤みが生じる場合があります。
赤みが出ている場合は、目に見えない小さな傷が多くついている状態です。
また、赤みの色は、血管中のヘモグロビンの色が透けて見えていることが原因です。
自然治癒をするためには、かなりの時間が必要となります。
色素沈着
色素沈着は、肌が茶色や黒色になってしまい、肌に残ることです。
場合によっては、
- シミになる
- 赤み以上に赤くなる
など、様々な状態を引き起こします。
また、ニキビが原因で色素沈着をしているのか判別がつきづらいです。
色素沈着は、自然治癒には期待できないため、医師への相談をおすすめします。
クレーター
クレーターは、ニキビを潰すことで、肌がぼこぼこになる状態です。
真皮層の奥深くにできた傷によって、ニキビを潰した数年後に発生します。
毛穴周辺の組織が破壊された場合、肌にコラーゲンを生成して修復しようとします。
しかし、ニキビ跡周辺に修復が密集することで、他の部分の修復が出来なくなります。
その結果、ニキビ跡とニキビ跡以外の部分での差が明確になります。
その結果、ボコボコとした見た目になり、クレーターとして肌に残ってしまいます。
クレーターになることで、皮膚が硬化し、スキンケアをしても成分が浸透しにくくなります。
したがって、肌荒れなどの原因にも繋がります。
しこり
しこりは、ニキビが治っても肌に蓄積されたダメージが残るパターンです。
膿が出た後に出来た陥没が残る場合が多いです。
しこりは、赤く腫れた後として残り、ニキビのように見えてニキビではないという状態になります。
したがって、コンプレックスとして抱えている方は少なくありません。
また、市販薬などが効きづらく、皮膚科で専門の治療を受けることをおすすめします。
ケロイド
ケロイドは、火傷や手術後によくみられる症状です。
ニキビを潰すことでも、ケロイドは見られます。
ニキビ跡としてケロイドが発生するのは、しこりが過剰に増殖することが原因です。
無理にニキビを潰すことで、不要なダメージが皮膚に蓄積され、ケロイドになる可能性を高めます。
ケロイドが発生しやすい箇所は、
- こめかみ
- フェイスライン
などがあります。
ニキビが出来た際の処置方法
ニキビが出来た際の処置方法について解説します。
ニキビが出来た際の処置方法は、主に以下の方法があります。
- 肌を清潔にする
- 消毒をする
- 薬を塗る
- 刺激を避ける
上記の処置方法について、それぞれ詳しく説明していきます。
肌を清潔にする
ニキビが出来てしまった場合は、肌を清潔にすることが大切です。
肌が清潔で無い場合は、ニキビから細菌が繁殖し、ニキビを悪化させる場合があります。
また、ニキビを触る際は、手では直接触れないようにしましょう。
- ティッシュ
- コットン
- ガーゼ
などの清潔なものを使用し、触れるようにしましょう。
触った際に膿が出てしまった場合は、肌にダメージを与えないように、そっとふき取りましょう。
また、水で流すことも効果的です。
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消毒をする
ニキビに膿が溜まることで、皮膚に穴が開いてしまう場合があります。
皮膚に穴が開くことで、雑菌などに弱い状態になります。
したがって、定期的に消毒することが大切です。
菌の繁殖を防ぐことで、ニキビの悪化を防ぐことが出来ます。
薬を塗る
ニキビの治すためには、抗生物質などの薬を塗りましょう。
ニキビの原因であるアクネ菌に有効な抗菌作用を持つ薬などが役立ちます。
中には、飲むタイプの薬も存在します。
医師に相談することで、ニキビに対して有効な薬を処方してもらうことがおすすめです。
刺激を避ける
ニキビに対して刺激を避けることは大切です。
ニキビに刺激を与えることで、炎症を悪化させる場合があります。
また、色素沈着の原因にもなるため、注意しましょう。
まとめ
ニキビを潰すことはNG行為です。
ニキビを潰すことで、ニキビ跡として肌に残ります。
ニキビ跡は、
- 赤み
- 色素沈着
- クレーター
- しこり
- ケロイド
など、様々な種類があります。
それぞれ異なる特徴を持ち、どれも肌に残ってコンプレックスになる場合が多いです。
また、ニキビ跡は、自然治癒では治すことが難しいものが多いです。
レーザーで焼かなければ、ニキビ跡が治らない場合もあります。
綺麗な肌を維持するためには、ニキビは潰さないようにしましょう。