コラーゲンが肌にどんな効果があるか知ってる?
コラーゲンって聞くと、スッポンのイメージがあるな~
たしかに、スッポンにはコラーゲンが豊富に含まれているね!
でも、効果までは思いつかない!
実は、水分の保持をするために、重要な役割を果たしているんだよ
全然知らなかった!
あと、コラーゲンは体を構築しているタンパク質の30%を占めているんだよ!
そんなにいっぱい体にコラーゲンが詰まっていたのか
コラーゲンのこと、もっと知りたくなってきた!
じゃあコラーゲンについて、詳しく解説していくね!
- コラーゲンの肌への効果が知りたい方
- コラーゲンが減少する原因を知りたい方
- コラーゲンを摂取する方法を知りたい方
コラーゲンは、体を構築しているタンパク質のうち30%を占める成分です。
また、コラーゲンは繊維状のタンパク質で、組織や細胞を繋ぐ接着剤の働きがあります。
したがって、体の形成や機能を正常化するためには欠かせない成分と言えます。
そんなコラーゲンについて、肌への美容効果などについて詳しく説明していきます。
目次(クリックするとジャンプします)
コラーゲンは肌を保湿してくれる?
コラーゲンは肌の保湿に関わる成分です。
コラーゲンは肌に対して、
- 水分の保持
- 体温の維持
など、体を守る働きがあります。
肌のハリや弾力を保ち、維持する役割を果たす真皮は、約70%がコラーゲンで構成されています。
しかし、コラーゲンは、加齢とともに減少してしまいます。
さらに、紫外線や乾燥によってもコラーゲンは減少してしまいます。
したがって、コラーゲンを補給することは大切になります。
コラーゲンの肌への効果
コラーゲンの効果は、以下のようになります。
- 潤い・ハリ・弾力を整える
- 保水力がある
- 体の各部位の強度や柔軟性を保つ
潤い・ハリ・弾力を整える
人間の体内に存在するコラーゲンのうち、約40%は皮膚に存在します。
また、皮膚の真皮を構成する成分のうち、約70%がコラーゲンによって構成されています。
真皮は、肌のに対して、
- 潤い
- ハリ
- 弾力
を整える働きをしています。
したがって、そんな真皮の大部分を占めるコラーゲンは、上記の効果があると言えます。
保水力がある
コラーゲンは親水性に優れているため、水をキープする役割があります。
水をキープすることが出来るので、肌の水分を持続させてくれます。
また、コラーゲンの分子が大きいため、肌への浸透が難しくなっています。
しかし、肌の表面に留まることで、肌の表面で水分をキープすることが出来ます。
したがって、外部からの刺激を和らげることが出来ます。
乾燥は、肌のバリア機能の低下や肌荒れの原因になります。
しかし、コラーゲンが肌の表面で水分をキープすることで、肌トラブルを防ぐことが出来ます。
体の各部位の強度や柔軟性を保つ
コラーゲンには、肌以外にも重要な役割があります。
コラーゲンは、体の動作や運動機能に関する部分に大きく関係しています。
例えば、
- 丈夫な骨を形成してケガの予防をする
- ひじや膝の曲げ伸ばしを滑らかにする
などがあります。
加齢によってコラーゲンが減少することで、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
また、関節のコラーゲン量が減少することで、上手く関節を曲げることが出来なくなります。
コラーゲンは、骨に存在する有機物のうち、約90%を占める成分です。
したがって、コラーゲンが減少することで、様々な運動機能に支障が出て来ます。
つまり、コラーゲンには、体の各部位において強度や柔軟性を保つ役割があると言えます。
コラーゲンが減少する原因
コラーゲンは、加齢によって減少します。
コラーゲンが体内にたっぷり存在するのは、20歳ごろまでです。
20代からだんだんコラーゲンの劣化は始まります。
コラーゲンが加齢によって減少する原因は、以下のようになります。
- 糖化
- 分解酵素の減少
- 紫外線
糖化
コラーゲンの劣化の原因のひとつは「糖化」です。
糖化は、糖とタンパク質が結びつくことで、AGEs(最終投下物質)と呼ばれる老化物質を生成する反応です。
糖化したコラーゲンは、20歳を過ぎると増加すると言われています。
コラーゲンは、糖化することで質が低下し、分解されにくくなります。
分解されにくいコラーゲンは、新しいコラーゲンの生成を阻害してしまいます。
したがって、コラーゲンの生成量が減少し、肌のハリが無くなり、シワやたるみに繋がります。
分解酵素の減少
コラーゲンを分解するためには、「コラゲナーゼ」という分解酵素が必要になります。
コラゲナーゼは、加齢によって生産量が減少してしまいます。
コラゲナーゼが減少することで、コラーゲンの分解量が減少してしまいます。
したがって、新たなコラーゲンを生成することが出来なくなってしまいます。
紫外線
加齢によるコラーゲンの減少ではありませんが、紫外線もコラーゲンを減少させる原因のひとつです。
紫外線には、
- UVA
- UVB
の波長の違う2種類存在します。
UVBは、波長が短いため、表皮までしか届きません。
しかし、UVAに関しては、波長が長いため、真皮にまでダメージを与えてしまいます。
その結果、UVAは真皮に含まれるコラーゲンを劣化させてしまいます。
シミやシワなどの原因として知られる紫外線は、UVAのコラーゲンを劣化させる働きが原因になっています。
コラーゲンの口径摂取は意味がない?
コラーゲンの成分は、たんぱく質が分解された非必須アミノ酸である「グリシン」と「プロリン」や、プロリンから作られる「ヒドロキシプロリン」という成分から生成されます。
したがって、コラーゲンを口径摂取した場合でも、そのまま利用されることはありません。
摂取したコラーゲンは、一度アミノ酸に分解され、再合成されてコラーゲンが作られます。
しかし、コラーゲンが分解される過程で、一部が「コラーゲンペプチド」と呼ばれる低分子のアミノ酸になることがあります。
コラーゲンペプチドは、コラーゲンの合成を促進する働きがあります。
したがって、口径摂取したコラーゲンは、結果的に体内のコラーゲン量を増やすことが出来ます。
コラーゲンを摂取する方法
コラーゲンを摂取する方法は、以下のようになります。
- コラーゲンを含む食材を食べる
- スキンケア用品を使用する
- サプリメントを利用する
コラーゲンを含む食材を食べる
コラーゲンを多く含む食品例は、以下の通りです。
動物性食品 | |||
---|---|---|---|
豚足 | 鳥の皮 | 手羽先 | 軟骨 |
牛スジ | 豚バラ肉 | ||
海洋性食品 | |||
スッポン | フカヒレ | エイヒレ | 魚の皮 |
うなぎ | なまこ | カレイ | エビ |
クラゲ | |||
その他 | |||
ゼラチン | ゼリー | プリン | 杏仁豆腐 |
コラーゲンを豊富に含む食品は、高カロリーなものが多いです。
したがって、過剰摂取は栄養バランスを乱すことになるので、注意してください。
例えば、コラーゲンを5g摂取する場合は、
- 牛スジ:100g
- 手羽先:335g
- アジの開き:500g
が必要になります。
したがって、毎日継続的に食品から摂取することは難しいです。
スキンケア用品を使用する
コラーゲン配合のスキンケアを使用することで、肌の表面の水分を保持することが出来ます。
初めてコラーゲン入りのスキンケア用品を使う方は、化粧水を使用することがおすすめです。
化粧水は、様々な美容成分がバランスよく配合されています。
また、化粧水は、保湿のためには欠かせないスキンケア用品なので、初心者の方におすすめです。
そして、肌の表面での保水効果に重点を置きたい場合は、美容液やクリームを使用することがおすすめです。
美容液によって、様々な美容成分を摂取し、乳液やクリームでフタをすることで、水分の蒸発を防ぐことが出来ます。
したがって、潤いを保つことが出来ます。
サプリメントを利用する
前述したように、食品からコラーゲンを継続的に摂取することは難しいです。
しかし、サプリメントを利用することで、コラーゲンを効率よく摂取することが出来ます。
食事のように、一定量を食べる必要はありません。
小さなサプリメントを規定量摂取するだけです。
自分の飲みやすいタイミングで習慣づけることによって、より継続して摂取しやすくなります。
- 食後
- 起床後
- 就寝前
など、自分の都合のいいタイミングでサプリメントを飲む習慣をつけてみましょう。
まとめ
コラーゲンは、分子の大きい成分です。
したがって、肌の奥まで浸透することが出来ません。
また、親水性に優れているため、水をキープする役割があります。
肌の奥まで浸透せずに表面で止まることで、肌の表面を水分で満たしてくれます。
そして、乾燥を防ぎ、外部からの刺激をやわらげてくれます。
そんなコラーゲンは、加齢によって年々減少します。
減少したコラーゲンを補給するためには、
- コラーゲンを含む食材を食べる
- スキンケア用品を使用する
- サプリメントを利用する
などの方法があります。
スキンケアをすることで、コラーゲンの補給だけでなく、様々な美容効果も得ることが出来ます。
また、食品から摂取する場合は、毎日摂取することが難しくなります。
したがって、サプリメントを利用することで、効率的にコラーゲンを摂取することが出来ます。
コラーゲンを摂取して、健康的な綺麗な肌を目指しましょう!