【1日7時間】睡眠と美容効果の関係性とは?理由・メリットなどを解説

「睡眠不足は肌の大敵」って聞いたことありますか?

実際に、睡眠は美容に効果的だと広く知られています。

しかし、なぜ美容に効果的なのか知っている人は少ないです。

本記事では、詳しいデータを基に、睡眠と美容の関係性について詳しく解説していきます。

また、睡眠時間を取ることで、美容にどのようなメリットがあるのか、あわせて解説していきます。

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  • 睡眠と美容効果の関係性を知りたい男性
  • 睡眠の美容に対するメリットを知りたい男性

睡眠と美容効果の関係性とは?

眠っている男性

睡眠と美容効果の関係性について解説していきます。

睡眠不足が続くと、「肌の調子が良くない」ということを感じたことはありますか?

肌の状態は、睡眠時間に大きく左右されます。

睡眠不足は肌荒れしやすい環境を作る

人間の肌は、ターンオーバーによって、約6週間で入れ替わります。

ターンオーバーが最も活発に行われるのが、睡眠中です。

特に、ノンレム睡眠(深い睡眠)中に分泌される「成長ホルモン」は、ターンオーバーを促します

成長ホルモンは、アンチエイジングには欠かせません。

成長ホルモンの働きは、以下の通りです。

成長ホルモンの主な役割
  • 骨密度を増やす
  • 皮膚のハリを保つ
  • シワを減らす
  • 脂肪を減らす

したがって、老化予防には欠かせないホルモンです。

成長ホルモンは、入眠後3時間までに多く分泌されます。

したがって、睡眠不足になると、ターンオーバーを上手くいかなくなります。

また、睡眠不足は、「交感神経」を活発にします。

交感神経は、男性ホルモンを分泌させる働きがあります。

したがって、男性ホルモン分泌量が増えると、肌の皮脂量を増やし、肌荒れしやすい環境を作ります。

睡眠が美容に良い理由

メラトニン分泌量

夜になると、脳の松果体(しょうかたい)という場所から、「メラトニン」というホルモンが分泌されます。

メラトニンは、「睡眠ホルモン」と呼ばれ、睡眠を促します。

メラトニンの主な役割は、以下の通りです。

メラトニンの主な役割
  • 質の良い睡眠をもたらし成長ホルモンの分泌を促進する
  • 活性酸素を除去する
  • 肌の老化を遅らせる

メラトニンは、病気やケガの治療にも必要で、若者から年寄りまで必要なホルモンです。

しかし、30代前後を境に、成長ホルモンの分泌は減っていきます。

したがって、質の良い睡眠を取ることで、可能な限り分泌を高めることが重要です。

睡眠不足は美容の天敵ってホント?

男性が疑問に思っている

睡眠不足になると、様々な美容に悪影響があります。

そんな悪影響について、詳しく解説していきます。

睡眠と美容に関する実験

睡眠と美容の関係について、イギリスの寝具メーカーである「Bensons for Beds社」が、興味深い実験を行っています。

毎日同じ人に8時間と6時間の睡眠をとってもらい、

  • 肌の状態
  • 精神状態

などを調べる実験を行いました。

実験結果では、8時間睡眠を数日間続けた後に6時間睡眠を数日間続けることで、以下のような結果が出ました。

しわ45%増加
しみ13%増加
赤み8%増加

人によって、適切な睡眠時間は異なります。

しかし、睡眠時間が短くなると、肌に悪影響があることが実証されました。

さらに、実験の参加者の20%が、睡眠時間が短くなることで自尊心が低下したと感じました。

そして、33%の参加者が気分の落ち込みを感じたと話しています。

つまり、睡眠時間が短くなることで、マイナス思考になることが分かりました。

睡眠の質が大切

肌を綺麗に保つことは、非常に大切です。

健やかで美しい肌」の条件は、

  • 角質
  • 表皮
  • 真皮
  • 血液循環

が良いことです。

これらの条件は、全て睡眠の質を高めることで改善することが出来ます

睡眠不足の状態では、高価なコスメを使用しても、血液の循環はよくなりません。

また、増えたシミやしわなどを完全に隠すことは難しいです。

したがって、高い質の睡眠をしっかりとることが大切です。

肌荒れが気になった場合は、睡眠時間を延ばすことを心掛けましょう。

いつもより少し早く寝ることで、美容効果を実感できるようになります。

睡眠のメリット

黒板に書かれた人の絵と電球

睡眠には、美容効果以外にも、様々なメリットがあります。

主なメリットは、以下の通りです。

睡眠のメリット
  • 太りにくい身体を作る
  • 脂肪リスクを減らす

上記のメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

太りにくい身体を作る

睡眠時間と肥満の関係について、筑波大学と国際統合睡眠医科学研究機構が共同研究を行いました。

研究のレポートによると、睡眠時間が短くなることで、

  • ショ糖
  • 脂質

などを多く含む太りやすい食べ物を欲するという結果が報告されています。

単純に、遅くまで起きていることで、お腹が空いてくることが大きな原因です。

そして、寝不足になることで、イライラしやすくなります。

甘いものを食べて欲求を満たすことで、満足感でイライラを解消しようと思ってしまいます。

そのため、太ることに繋がります。

したがって、適切な睡眠時間をキープすることが出来れば、「食べたい」という欲求を抑えることが出来ます

そして、ダイエットにも効果的だと言えます。

死亡リスクを減らす

睡眠不足になると、肥満になる可能性があります。

前述したように、起きている時間が長いと、お腹が空いてきます。

そして、食欲に負けて食べていると、肥満に近づきます。

肥満になることで、

  • 高血圧
  • 糖尿病

などのリスクが上がります。

また、高血圧は、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。

睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、肌だけでなく、

  • 全身の細胞をターンオーバーする
  • 筋肉量を増加する
  • 心臓の機能を正常に保つ

などの効果があります。

さらに、心の安定を保つことも確認されています。

よって、成長ホルモンが分泌されることで、心身ともに健康に保つことが出来ます

心身ともに健康を保つことで、死亡リスクの減少に繋がります。

成長ホルモンの増やし方

右肩上がりなグラフ

ターンオーバーを促進させるためには、成長ホルモンが大切だと説明しました。

そして、成長ホルモンの分泌量を増やすことで、ターンオーバーをしっかりと整えて、綺麗な肌を保つことが出来ます。

成長ホルモンの分泌を促すメラトニンは、神経伝達物質である「セロトニン」が原材料です。

セロトニンは、幸せホルモンとして有名です。

セロトニンが増えることで、笑顔でいる時間が増えるため、若見え効果が期待できると言われています。

また、女性ホルモンのバランスを安定させ、肌にハリやツヤを与える効果もあります。

セロトニンは、光の刺激によって合成されます。

したがって、朝に太陽光を浴び、夜は寝るという規則正しい生活を送ることが大切になります。

規則正しい生活を送ることで、セロトニンを合成してメラトニンを増やすことで、成長ホルモンの分泌の促進に繋がります。

また、メラトニンの分泌を促すためには、夜間に明るい光を浴びないことが大切です。

メラトニンは、明るい光によって、分泌が阻害されてしまいます。

したがって、規則正しい生活を送って、太陽光を浴びることが、成長ホルモンの分泌促進に繋がります。

睡眠をしっかりとるための3つのポイント

3本指を立てる男性

睡眠は美容にとって大切だということが分かりました。

しかし、ただ長時間眠ればいいという訳ではありません。

大切なのは、睡眠の質です。

しっかりと質の良い睡眠をとるためのポイントは、以下の通りです。

質の良い睡眠をとるポイント
  • 最低でも3時間は眠り続ける
  • 運動をする
  • 朝起きた時に太陽光を目に取り入れる

最低でも3時間は眠り続ける

成長ホルモンは、「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りについた時が、最も多く分泌されます。

そして、ノンレム睡眠は、睡眠後3時間ほどで最も深くなります。

つまり、最低でも3時間は眠り続けることが大切です。

そして、理想の睡眠時間は7時間です。

米国の大規模調査では、睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低く、超寿命であることが分かっています。

しかし、8時間を超える睡眠時間の人は、死亡リスクが上昇するという結果も出ています。

したがって、長く眠ればいいという訳ではありません。

運動をする

日光にあたりながら、ウォーキング等のリズム運動を行うことで、セロトニンの分泌量が促進されいます。

そして、分泌されたセロトニンは、夜になるとメラトニンに変化し、質の高い睡眠へと導きます

毎日のちょっとした運動が睡眠の質を高めるため、

  • 一駅分歩く
  • お昼以降に軽く散歩する

など、適度な運動を取る習慣を付けることが大切です。

朝起きた時に太陽光を目に取り入れる

朝目が覚めたと同時に、太陽光を5~10分間浴びましょう。

太陽光が目に入ることで、メラトニンの分泌が抑えられます。

また、約16時間後に眠気が訪れるように、睡眠の予約スイッチが入ります

その結果、夜になると自然と眠りにつけるようになります。

そして、規則正しい生活を送って、質の高い睡眠を取ることが可能になります。

まとめ

ペンとスケジュール帳

肌を綺麗にするには、睡眠が大切です。

また、長時間の睡眠が良いという訳ではなく、しっかりと質の良い睡眠を取ることが重要です。

眠りについてから約3時間で、成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンには、肌のターンオーバーを促進させる働きがあります。

ターンオーバーが促進されることで、美肌へと導きます。

また、成長ホルモンの分泌を促進する睡眠ホルモンとして「メラトニン」というホルモンが存在します。

メラトニンは、成長ホルモンの分泌を促進する以外にも、活性酸素を除去する効果があります。

したがって、アンチエイジング効果にも期待できます。

そんなメラトニンは、神経伝達物質である「セロトニン」という物質が原材料になっています。

セロトニンは、日中の太陽光からの刺激によって、合成されます

そして、夜になるとメラトニンへと合成されます。

しかし、メラトニンは明るい光によって分泌が阻害されてしまいます。

したがって、朝に起きて夜には寝るという規則正しい生活を送ることが、美肌になるための条件となります。

規則正しい生活を送れていない方は、一度自分の生活を見直してみてはいかがでしょうか

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