冬になると静電気が怖いよね～
僕なんか、車から降りるたびに静電気が発生するよ
静電気って乾燥肌の人が特に発生しやすいんだよ！
ええ、なんでなの？
知りたい！
じゃあ、静電気と乾燥肌の関係性について、詳しく解説していくね！
- 静電気に悩んでいる人
- 乾燥肌の人
- 静電気と肌の乾燥の関係を知りたい人
冬になると、空気が乾燥することで、肌の乾燥を引き起こします。
また、静電気が発生しやすい季節でもあります。
静電気には、多くの方が悩む問題です。
金属などに触れることで、電気が発生して驚くことは多いです。
そんな静電気は、肌の乾燥と大きく関係しています。
本記事では、肌の乾燥と静電気の関係について詳しく解説していきます。
併せて静電気への対処法についても解説します。
目次（クリックするとジャンプします）
静電気はなぜ起こるのか
静電気は、物質内に溜まった電気のことです。
人間の体を含めたあらゆる物質でも、全てプラスとマイナスの電気を持っています。
また、電気は、通常プラスとマイナスのバランスが釣り合った状態で存在します。
しかし、摩擦などが原因で、プラスとマイナスの電気量がバランス崩壊します。
このバランスが崩れた状態で貯まった電気が「静電気」となります。
例えば、洋服を脱ぐときに、他の衣類や肌などと摩擦を起こすため、パチパチと静電気を発します。
冬は静電気が帯電しやすい
通常、体に貯まった静電気は、自然と放電されます。
例えば、湿気の高い夏の場合、空気中の水分を通して自然と静電気が放電されます。
水は電気を通しやすいため、空気中の水分が多いほど、放電が行われます。
しかし、冬になると、空気が乾燥して湿気が少ない状態になります。
したがって、空気中へ静電気が放電されにくくなります。
そして、体に貯まった静電気は、金属のドアノブなどの電気の流れやすいものを触ることで、一気に流れます。
その際、パチッと音を立てて電気が生じます。
静電気が発生しやすい条件は、以下の通りです。
- 湿度20%以下
- 気温20度以下
晩秋から春先にかけて、特に静電気が発生しやすくなっています。
したがって、静電気が発生しやすい方は、特に注意が必要です。
乾燥肌の人は静電気が溜まり
冬になると、静電気が貯まりやすいです。
しかし、静電気が貯まりやすい人と貯まりにくい人が存在します。
では、実際に静電気が溜まりやすい人は、肌の水分量が少ない乾燥肌の人です。
乾燥肌の特徴
人間の肌は、
- 角質層
- 顆粒層
- 有棘層
- 基底層
- 真皮
という構造をしています。
そして、①～④までの層をまとめて「表皮」と言います。
表皮の一番外側の角質層は、細胞がレンガのような形で敷き詰められています。
細胞の間は、セラミドによって埋め合わされています。
セラミドは、水分を吸収する役割を持ちます。
したがって、角質層には水分が蓄えられています。
そして、角質層の外側には「皮脂膜」が存在します
皮脂膜は、汗と皮脂が混ざり合わさって出来ています。
皮膚から水分が失われないように、全身を覆っています。
したがって、角質層と皮脂膜によって、肌の水分は保たれています。
しかし、加齢など様々な理由によって、皮脂膜が少なくなることで、肌の水分が蒸発しやすくなります。
その結果、セラミドに失われた水分が失われ、乾燥肌となります。
乾燥肌の人は放電されにくい
水分がしっかりと蓄えられている健康な肌の場合は、静電気が肌の水分を通して少しづつ放電されます。
したがって、静電気による痛みは感じません。
しかし、乾燥肌の人の場合は、肌の水分量が少ないため、静電気が放電されにくいです。
したがって、静電気が体に貯まりやすくなります。
その結果、金属などを触った時に、一気に静電気が放電され、「パチッ」と痛みが生じます。
かゆみが増す原因になる
乾燥肌に静電気が起きることで、かゆみが増す原因になります。
かゆみを伝える神経（C線維）は、表皮と真皮の境界部分にしか伸びていません。
しかし、肌が乾燥することによって、C線維が肌の表面に近いところまで伸びてきます。
したがって、乾燥肌の人は、わずかな刺激に対しても、かゆみを感じてしまいます。
静電気もC線維を刺激する原因になります。
したがって、静電気もかゆみの原因となります。
簡単にできる静電気対策
静電気は、乾燥によって生じやすくなります。
したがって、静電気が貯まりにくくするためには、乾燥対策が大切です。
主な乾燥対策は、以下の通りです。
- 部屋を加湿する
- 暖房をこまめに消す
- 肌の保湿をする
- 体を洗いすぎない
- お風呂の湯船は40度以下
- 天然繊維の衣服を着る
上記の乾燥対策について、それぞれ詳しく解説していきます。
部屋を加湿する
空気中の水分が増えることで、静電気が自然と放電されやすくなります。
したがって、
- 加湿器を使用する
- 洗濯物を室内で干す
- 部屋に水の入ったコップを置く
などをすることによって、部屋を加湿して電気を体内から放電させることが出来ます。
暖房をこまめに消す
暖房を使用することで、部屋の湿度が低下します。
したがって、湿度を低下させないためには、こまめに暖房を消すことが大切です。
また、暖房よりも、
- 石油系ヒーター
- 暖炉
などは、暖房に比べて湿度を低下させにくいです。
暖房による肌の乾燥が気になる方におすすめです。
〈暖房による肌の乾燥についてはこちら↓〉
肌の保湿をする
静電気が貯まる大きな原因として、肌の乾燥があります。
肌を乾燥させないためには、しっかりと肌の保湿をする必要があります。
肌を保湿するためには、
が必須になります。
正しい順番で使用して、肌の水分をキープしましょう。
〈スキンケアの正しい順番はこちら↓〉
〈全身を保湿できる馬油はこちら↓〉
体を洗いすぎない
清潔にしようと体を洗いすぎると、肌に必要な皮脂膜まで落としてしまいます。
その結果、肌が乾燥してしまいます。
体を洗う際は、
- 汗をかきやすい部分
- 汚れやすい部分
などを中心に洗いましょう。
また、上記以外の部分は、ほとんど汚れていないので、毎日洗う必要はありません。
肌の乾燥が気になる方は、洗う部分を見極めましょう。
〈皮脂を落とし過ぎない水洗顔↓〉
お風呂の湯船は40度以下
熱いお湯に浸かると、皮膚を守っている皮脂膜やセラミドが溶けてしまいます。
そして、乾燥肌の原因になります。
したがって、湯船の温度は40度程度に設定しましょう。
また、長時間お風呂に浸かることにも注意しましょう。
水温に注意を払っても、長時間お風呂に浸かることで、皮脂膜が落ちてしまう場合があります。
さらに、洗顔をする際に最も適した温度は、32～34度です。
皮脂を落とし過ぎて肌のバリア機能が低下しないように、洗顔の水温には注意しましょう。
〈洗顔に適切な水温はこちら↓〉
天然繊維の衣服を着る
綿などの天然繊維の衣服を身に着けることで、静電気が発生しにくくなります。
天然繊維は、吸湿性が高く、水分を含みやすいという特徴があります。
そのため、静電気が自然と放電されやすくなります。
一方で、化学繊維は吸湿性が低いので、静電気が貯まりやすくなります。
肌への刺激が気になる方は、化学繊維の衣服は避けましょう。
おすすめの静電気除去グッズ
おすすめの静電気除去グッズを紹介します。
静電気除去グッズは、簡単に静電気対策を取ることが出来るため、非常に人気が高いです。
静電気に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
CCopan 静電気 除去 ブレスレット
CCopanの静電気除去ブレスレットは、ゲルマニウム内臓の静電気除去ブレスレッドです。
ステンレス素材を使用しているので、お風呂場や雨の日など、水に濡れても大丈夫です。
また、ステンレスは、腕時計などに多く使われている素材です。
アレルギー性が非常に低いため、アレルギーが心配な方でも安心して利用可能です。
シンプルで高級感のあるデザインなので、ファッションの一部として取り入れることも可能です。
カーメイト 車用 キーケース レジテック ミニ 静電気除去
カーメイトは、車のドアノブに使用する静電気除去グッズです。
冬になると、車のドアノブで静電気が発生する場面は多いです。
そこで、カーメイトを車のドアノブに使用することで、体内から静電気を取り除くことが出来ます。
また、静電気が取り除けた場合は、ブルーの部分がピカッと光ります。
したがって、静電気が除去できたことを目視することが出来ます。
カーメイトの先端は、ソフト素材なため、車を傷つける心配はありません。
キーホルダータイプなので、キーケースなどにつけて持ち運ぶことも可能です。
まとめ
静電気は、意識していない時に「パチッ」と発生するので、不快に思われます。
そんな静電気は、肌が乾燥している場合に発生しやすいです。
したがって、静電気対策をすることで、肌の乾燥対策にも繋がります。
簡単に試せることばかりなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
また、静電気除去グッズについても紹介しました。
完全に静電気を除去することは難しくても、静電気除去には大いに役立ちます。
気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい！
